はじめに
どうも。最近Twitchで目隠しドンキー2の配信を再開しました。見てないやつは見ろ。
2年前はWebカメラで部屋込みで映していたのですが、今年は背景を消して配信をしています。
一般に配信上で人物のみを映す場合、クロマキー合成用のグリーンバック等を使用する手法が有名です。
グリーンバックってのはこういうの
が、しかし私はこういったものを特に使っていません。そこで登場するのがXsplit Vcamです。
Xsplit Vcamとその特徴
XsplitといえばよくOBSと比較される配信用ソフトですが、Xsplit Vcamは接続しているWebカメラを読み込んで映像表示するものです。
一番の特徴は独自のAIによる人物の切り抜き機能です。
「はじめに」で書いた通り、人物だけ配信に表示させたい場合、普通はクロマキー合成を使って人物だけを映しますが、
このAI君はとても優秀で一切の追加機材無しでかなり正確に切り抜きを行ってくれます。
人物の切り抜きだけでなく、このソフト内だけで背景の切り替えとかもできます。
※まあここは配信とかするならOBSやXsplit内でどうとでもできますが
ちなみに、このソフト自体は今年の春ごろには既に登場していたのですが、
以前のバージョンでは手先などの細かい動きのトラッキングが甘いという弱点がありました。
しかし、今年の8月末頃に大きくバージョンアップして切り抜き精度がかなり上がりました。
ただバージョンアップで色々と改善はされたものの、やはりかなり高速な動きには弱そうです。
例えばダンスなど、体全体を使った大きな動きをする配信では人物が消えたりする現象が出てくる可能性が考えられます。
※このあたり、カメラ自体の性能によるところもあると思いますが
ちょっと離れた位置から大きく動いてみるとちょくちょく黒塗りに
ただ、私がやってるような、椅子から動かずに普通にゲームしつつカメラで写す場合はほぼ違和感なく切り抜かれたままになります。
料金について
このソフトはライセンス料、つまり費用がかかります。
OBS+Xsplit Vcamで利用する場合はVcamのみのライセンスが必要です。
Xsplit Broadcaster+Xsplit Vcamの場合は共通ライセンスを購入すれば両方使えます。
いつの間にかやや値上がりしたっぽいですが、月額で払うパターンと買い切りのパターンがあります。
私はもともと共通のライフタイムライセンスを持っていたので、
Xsplit BroadcasterとXsplit Vcamが両方無期限で利用可能なためこのあたり気にせず使えました。
OBSユーザやライフタイムライセンスじゃないXsplitユーザはお財布と相談しようね。
最後に
配信の多様化に伴い、Webカメラを利用した配信も増えてきましたが、透過機材を使用せず、ここまで精度の高い切り抜きができるのは結構すごいと思います。
前述の通り、配信者自信の動きが大きくない場合にゲームをしつつ背景を消したいのであれば
わざわざ背景機材や広い場所を確保してまでクロマキーを使う必要は無い時代が近付きつつあるようです。
おわり