攻めの見とはFinal Fantasy X(以下FFX)のブリッツボールにおける、基本戦術のことを指す
概要
FFXのRTAにおいてはブリッツボールのストーリーイベントにて強豪のルカゴワーズに勝利し、その際のボーナスとして攻撃力スフィアを取得することが重要である。
このため、ブリッツボールの攻略はFFXのRTAにおいて特に重要であり、その攻略のために開発された戦術が「攻めの見(英名:Seme no Ken)」である。[要出典]
一般に「攻めの見」はボールを保持した状態で一定の箇所に停滞、もしくはボールを保持した状態で敵選手に追いつかれないよう引き連れた状態を維持して試合時間の経過を待つことを指す。
この状態、一見すると守っているように見えるが、実は試合全体を通して見ると攻めている状況なのである。攻めつつも、敵の配置・ポジションの状況把握のために"見"に回る状態からFFX RTA界隈においては一般的に「攻めの見」と呼称されている[要出典]。
なぜ攻めていると言えるのか
「攻めの見」は高度な攻めのテクニックである。
守りの戦術ではなくなぜ攻めているのかというと大きく2つの理由がある。
ルカゴワーズの経験値上昇の阻害
ブリッツボールではキーパーを除き、ボールを持っている選手がパスやシュートを行うと経験値が入る仕組みとなっている。このため、ルカゴワーズの選手にボールが回ってしまうと前半終了後のハーフタイムで経験値処理が行われ、敵のレベルが上がってしまう危険性がある。
特にルカゴワーズのMF:グラーブは初期レベルが既に3でありながら状況次第では後半突入時にレベル4になる危険な選手である。
このため、ボールを敵に極力渡らせないように接敵リスクを回避することは試合全体で見ると攻めている状況であると言える。
RTAと試合の経過時間の関係性
ブリッツボールの試合の時間は特殊な仕組みとなっており、敵チームの選手と接敵すると一時的に試合の時間が停止する仕組みとなっている。
接敵している状態。この間、試合のタイマーは止まってしまう。
RTAにおいては1秒でも早く試合を終わらせる必要があるため、接敵しないように立ち回ることはRTAの観点においても攻めている状況であることが言える。
攻めの見の種類
攻めの見は敵にボールを渡さず、そしてRTAに特化した戦術であるが、大きく分類して以下の3つタイプが存在する。
攻めの見 待機の型 キッパ補助の陣
主に前半と後半残り2分で使用する型。
ビサイドオーラカのキーパーであるキッパの背後に陣取り、敵選手の状況を"見"する状況を示す。
前半で使用する場合はティーダ→ジャッシュへとボールを回した上でキッパの背後に回ることとなる。
後半の場合は既に優勢かつブリッツオフでレッティがボールを取得したらレッティが背後に回る形となる。ただし、後半においては敵のグラーブのもつスキル:スカウトモードによってボールを持っている選手を、通常よりも遠くから発見できるようになるため接敵される危険性がある。この場合は後述の回転の型に派生する場合がある。
最もオーソドックスな見であり、キッパの背後に回ることでボールのキープ率は一番高い。
また、キーパーの性能としてはイマイチなキッパの補助に回ることによりボールのセーブ率の向上と[要出典]、メンタルケアによるパフォーマンス向上の効果があるとされている[要出典]。
攻めの見 待機の型 南側観客席の陣
主に後半戦の00:00~02:20に使用する型。
ジャッシュにボールを渡したのちにスフィアプールの南側を陣取り、敵のフォーメーションと次のティーダのシュートのタイミングを"見"する状況を示す。
キッパ補助の陣とは少し異なり、注意するべきは敵FWのアンバスである。
ジャッシュの立ち位置や、敵チームのフォーメーションの変化具合によってはアンバスに補足されてしまう。補足された場合は接敵ループを回避するために一度中央側に寄った上で接敵し、次回以降の接敵を回避するなどのアプローチが必要である。
ボールを奪われなければ敵にパス・シュートされることはないが、RTA観点では接敵がタイムロスとなってしまい、状況次第で位置調整も必要であることから高度な攻めの見であると言える。
また、この布陣のポイントとして南側のビサイドオーラカ側応援観客席[要出典]から応援バフをもらい[要出典]、ジャッシュのやる気を上昇させる効果があるとされている[要出典]。
攻めの見 回転の型 水温調整の陣
待機の型と同様に前半と後半残り2分で使用する。
なんらかの理由によって待機の型ができず敵からボールを奪われる危険が迫った際、ジャッシュにボールを渡してスフィアプール内を大きく円を描くように泳ぎ続けて試合展開を"見"する状況を示す。
回転の型のポイントはボールを持つのがジャッシュということである。
このストーリー上におけるブリッツボールの試合においてはジャッシュが最も泳ぐスピードが速い選手であり、ボールをキープしたまますべての選手を引き連れて接敵することなく逃げ続けることができる。
不測の状況からの切り替えができる回転式は非常に便利であるが、少しでも移動を失敗してしまうと、5人の選手と接敵してほぼ確実にボールが奪われる危険があるため、水中移動には十分に注意する必要がある。
回転に失敗するとこのような状況になるため、鍛錬が必要な"見"である
また、回転の型は大きくスフィアプール内を移動することによってスフィアプール内の水温を下げ[要出典]、ビサイド島周辺の海の環境に近づけることで[要出典]、ビサイドオーラカの選手のパフォーマンスを向上させる副次効果があるとされている[要出典]。
最後に
いかがでしたか?
明日からあなたも「攻めの見」を使いこなして立派なブリッツボールマスターになりましょう。
参考文献
おわり