はじめに
Steamで2021年1月25日に発売されたFaye/Sleepwalkerのプレイレビューです。
こういうレビューってまともにやるの初めて。
プレイ時間:9時間
※内訳 クリアに4時間 収集要素に1時間 スピードラン調査・試走などで4時間
私個人の感想記事なのでこうあるべきとかそういうのじゃないです。ご了承ください。
(2/4追記)ボイス・BGMについて書いてないことに気づいたので追記
このゲームをどこで知った?
Twitterの誰かのRTでオートマトンの記事が流れてきたのがきっかけ。
その記事のサムネイルがどことなくクラフトピアに似ていたのでおそらくUnitiyだろうと予測して開いた。
Steamのストアページ見たらどこかで見覚えのあるアセットがあったのでとりあえずやってみようという流れになりました。
その時の記事はこれ↓
国産オープンワールドアクション『Faye/Sleepwalker』Steamにて配信開始。ワープ攻撃を使って、敵とハイスピード戦闘
世界観・ストーリーについて
ストーリーについては話の中で「ゴシュジンサマ」や「カノジョ」だとか主語が誰を示しているか分かりづらい部分があった。私の読解力の問題もあると思う。
キャラの細かい設定はもう少し詰めてもいいのかなと思った。フェイちゃんはかわいい。
良かった点
・白城の雰囲気がどことなくニーアオートマタに似ていて個人的に好きだった
良くなかった点
・やや抽象的なストーリーで「うん?」ってなってしまった
・街の人と主要キャラの等身が全くあっていないため、別ゲーのキャラのように感じてしまう
フィールドについて
フィールドは白城と呼ばれる特殊ステージを除いてオープンワールド。
それなりの広さはあるものの、フェイ(プレイヤーキャラ)自体の移動速度が早い他、一度開放した拠点(台座)についてはファストトラベルができるため、移動時間に関する点は苦にならなかった。
一方、意図せずとも壁に沿って移動をしているだけで容易にキャラが壁にハマるなどスタックしてしまうため、通常進行に支障が出てしまいがち。ゲームクリア後に色々と調査していたがやはり地形の角や階段周りはどこも怪しい。
また、ゲーム内での時間により風景が昼・夜と変化するため風景の見え方が都度変わる。しかし時限イベントなどは特に無い模様。
良かった点
・マップはそれなりにキレイ
・広々としたフィールドを飛行スキルで飛ぶのが楽しい
・拠点間移動が楽
良くなかった点
・どんなところであろうととにかくキャラがハマる
・せっかく広いフィールドなのでもう少しフィールド上でのコンテンツを増やしてほしかった(サブクエなど)
・時間(昼・夜)を取り入れているので時限イベントなどがあると面白そうと感じた
キャラステータス・レベルアップ
このゲームはおそらくだがレベルを上げてもキャラの攻撃力や防御は上がっていないと思われる。
レベルが上がるとメモリーポイント(スキルポイントのようなもの)とHPが上がるのが確認されている。
メモリーポイントはいくらでも入手手段があるので実質HPしか影響せず、レベルを上げる必要性がそこまで高くない。
レベル自体もかなりハイペースで上がるようになっている。
おそらくボス戦に重点を置いているので、あまりレベリングに時間をかけないコンセプトなのかなと予想する。
攻撃力や防御力を上げるためにはメモリーポイントを消費して、攻撃力・防御力を上げるスキル(パッシブ)を取得するか、稀にダメージが増加するアイテムを所持するくらい。
良かった点
・装備更新などはないため、レベルを上げずともアクションの腕前で勝負することができる
・レベルアップでHPがMAXに回復するのがうれしい
良くなかった点
・せっかくステータスで攻撃・防御倍率を表示しているので、例えばレベルが1があると1%増加されるなど、レベルアップで強くなったという実感を得られる要素がほしかった
※その分レベルが上がりにくくするなどの工夫も必要かもしれない
ステータス周りは右下の倍率のみが影響している模様
メモリーボード及びメモリーについて
メモリーボードは所謂スキルツリーのようなもので、メモリーポイントを消費することでスキルを取得することができる。
メモリーポイントは敵を倒す、レベルアップなどで入手できる他、特殊なメモリーを取得することで会話や移動だけでもポイントがもらえるようになる。攻撃関連のスキルから、被ダメ減少、移動、金銭周り、アクションなど全てここで開放することになる。
正直ちょっとずつ強くなるのかと思いきやとにかくものすごいハイペースでポイントが貯まるのでもう少し緩めに上がってもよかったのかなと思った。
良かった点
・こういったポイントはレベルアップ時のみ入手などが定番だが、その他の入手手段が複数あるのがよい
良くなかった点
・良かった点とちょと矛盾するが、貯まるスピードが早すぎるのでもう少しバランスをとって入手ポイントに制限をつけるか、入手コストを増やすなどをしてもよいかと感じた
戦闘・アクションについて
このゲームの核にあたる部分だと思った。
戦闘はとにかくスタイリッシュでニーアオートマタを彷彿とさせる非常にスピーディな戦闘だった。
このゲームではキャラが通常状態とスリービングウォーカーの2つのモードを切り替えることができる。スリービングウォーカー状態ではアクションが変化して多彩な攻撃ができるが、被ダメージが上昇するデメリットがある。
単一モードであればかなり飽きる戦闘になると思うがこのモードがそれを防ぐよい一因となっていると思った。
ボス戦では敵の攻撃も予兆範囲がある他、ボス戦では特定攻撃にセリフが入るので行動パターンを覚えて徐々に戦闘に慣れていく感じがとてもよかった。
また、ボスによっては攻撃できる時間が限られているため、避ける時はしっかり逃げ、ディーリングタイム中は一気に攻撃を畳み込むという切り替えがしっかりしており、上手くなればなるほど戦闘が楽しくなる。
良かった点
・非常にスピーディかつスタイリッシュ
・ジャスト回避?に成功したときのスローモーションが気持ちいい
・ボス戦における攻防のメリハリがしっかりしているので徐々に慣れていく感じが心地よい
・スリービングウォーカー状態での複数ヒット気持ちいい
・戦闘狂におすすめできる
良くなかった点
・スリービングウォーカー時の火花みたいなエフェクト?をもう少し控えめにしてほしい
・特にザコ敵だが、振り向きがあまりに不自然で一瞬で180度回転→攻撃などありちょっとずるいと感じる
・同時押し系のスキルがめちゃくちゃシビア。ホントに同時押しじゃないとダメレベルなので2Fズレの押しくらいまでは許容してほしい
ジャスト回避に成功するとスローモーション・モノクロ化でかっこいい
オプションについて
オプションメニューは基本的に問題ないがどうしても1点ほしいものがあった。
フルスクリーンとウィンドウモードの2つが選べるがウィンドウモードにしても解像度変更というかウィンドウの大きさの変更ができないので変更できるようにしてほしかった。
ボイス・BGMについて
ムービー中は全てフルボイス。キャラクターのイメージにしっかりマッチしていいる。主人公:フェイを演じる畠中 愛さんはこのゲームで初めて知ったが素晴らしい演技と思った。
BGMは昼・夜で変わり、また戦闘・非戦闘状態で切り替わるのが評価点かなり高め。ラスボスの切り替わりもすごい。
良かった点
・どの方のボイスも素晴らしい
・BGM神 僕は白城がお気に入り
良くなかった点
無し
総合
ボリューム・コンテンツが不足しているため、まだ現状では値段に見合った内容ではないというのが率直な感想。
ただ戦闘はなかなか面白いのでスタイリッシュアクションが好きな人は特におすすめ。
また、制作チームのかせさん曰く、以下のアップデートが予定しているとのこと。
※私の配信にかせさんが見に来てくださりチャットいただいた内容
・武器の強化
・ボスの再戦機能
・新しい依頼
・敵とハードモードの実装
・実績の追加
上記が加われば一気にボリュームが増加するのではないかと思ってます。
今後のアップデートに期待です。